看護師の中には、「なかなか有給が取れない」と悩み、転職を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、有給休暇を取得しやすい職場の特徴にスポットをあててみました。第一に、大きな指標となるのが、十分な人数の看護師が配置されているか否か。それは、看護師の数が多いほど、誰かが休んでも他のスタッフでカバーできるからです。逆に、ギリギリの人数で回している場合、一人休むだけでも現場全体に大きな負担がかかってしまいます。そんな中では、「休みづらい…」と有給申請をためらう雰囲気になりがちです。看護師一人あたりの患者数や、夜勤の体制などを確認することで、人員にゆとりがあるかどうかが見えてくるでしょう。次に注目したいのが、「有給消化率」です。これは、従業員が与えられた有給休暇をどれくらい取得しているかを示す割合です。データは、医療機関のホームページや転職サイト上の求人票などに公開されています。有給消化率の高さを全面的にアピールしている職場は、休める環境を整備している可能性が高いです。もし、信用できないようであれば、面接の際に、具体的な有給取得実績や、長期休暇の取得状況について質問してみましょう。有給休暇は、働く人に与えられた当然の権利です。遠慮などせず、可能な限りしっかり活用しましょう。心身ともに健康な状態で、長く働き続けるためには、休息は欠かせません。集中力アップやパフォーマンス維持という意味でも、しっかり休める職場を選ぶのが望ましいです。